an unlucky day(1)


ナイトハルト・ミュラー(15)は人生最大(?)の危機に直面していた。
それは、食堂での些細な会話から・・・。

ミュラーが食堂で、ポテト サラダをつついていると、数日前になぜか仲良くなってしまった
フリッツ・ ヨーゼフ・ビッテンフェルト(18)先輩、
オスカー・フォン・ロイエンター ル(18)先輩、
そして、もっとも仲のいいウォルフガング・ミッターマイヤ ー(17)先輩が
自分達のご飯を乗せたトレイを持って、ミュラーの席に来 た。
(ロイエンタール先輩はミッターマイヤー先輩について来ただけなんだけど ね)
それから教官の悪口やら、ロイエンタール先輩の女の人の話やらをして いたのだが
ポンっと手を叩いたビッテンフェルト先輩が・・・
「お い、ミュラー。お前ミスコンって知ってるか?」
と言ってから話がどんどん 危ない方向に傾いていくのである・・・。
「ミスコン・・・?ミスターコン テストですか?」
ミュラーが何気なく言うとビッテンフェルトの鋭いツッコ ミが彼の後頭部を襲った。
「お前はバカかぁ?なんでそうなるん だ!」
「だってぇ・・・。こんな男ばっかりのところでまさかミスが出てく るとは・・・」
頭をさすりながらミュラーが答えると、その横でロイエンタ ールの相手をしていたミッターマイヤーがこちらを向き
「まあ、そう思うの が当然だろうな」
「ですよね?」
「そんなことはもう、どうでもいい んだ。でな、それにお前が出てみないか?」
「・・・・・・・・は い?」
口をボカ〜ンと開けたミュラーにミッターマイヤーが
「それは いい。お前かわいい顔してるんだから丁度良いじゃないか」
「え、イヤです よぉ」
「えぇい!男ならグダグダ言わずにやるんだ!!」
机を力の限 り叩いたビッテンフェルトの顔は鬼のようであった。
「・・・・で もぉ・・・」
ビッテンフェルトの脅しは十分に効いたようだ。
「それ に、俺も出るんだし。一緒にやろうじゃないか」
「・・・先輩・・・出るん ですか・・・」
「ふっ・・・。ミッターマイヤーは去年も俺と出てい る・・・。その時のミッターマイヤーといったらもう、みだ───」
ドスッと いう鈍い音と共にロイエンタールは床との接吻を余儀なくされた。
「で、出 てみるか?」
「イヤです・・・。私は・・・」
椅子から腰をあげ、逃 げにうつろうとしているミュラーの背後にビッテンフェルトが現れた。
「フ フフ・・・。ミュラー・・・。貴様に拒否権はない!」
そういうとミュラー を羽交い絞めにし、自分の部屋に連れて行ってしまった。
その後姿を見てい たミッターマイヤーは、ようやく起き上がったロイエンタールの方を向き
軽 く肩をすくめると、二人のあとについていった。
まだ、動きのとれないロイ エンタールはミッターマイヤーの背中を悲しげに見ていた・・・。
それから 20分後・・・
ビッテンフェルトの部屋から声にならないような悲鳴が聞こ えた後、
かわいらしい包帯を巻いた少女が飛び出してくるのを何人もの生徒 が見ていた・・・。


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あとがき

え〜・・・最初に一 言・・・
ごめんなさい・・・m(__)m
こんなのしか書けなかったん です・・・。
本当にごめんなさい!ゆるしてみつえさん!!